刑事の浮気を再調査した時に現場で起きたこと
依頼者は刑事の奥様
警察官を調査することになった時の話です。依頼者は刑事の奥様でした。
浮気の可能性があるとして調査を進めたところ、対象者は同じ所轄で働く女性警察官と不倫関係にあることが分かりました。
正直に言うと、警察官や刑事の調査は、できれば避けたい案件です。探偵業は公安委員会への届出が必要で、警察の指導や監督を受ける立場でもあります。その相手を調査するため、普段とは違う緊張感がありました。
最初の調査で証拠を確認
最初の調査では、二人がラブホテルへ出入りする様子や、対象者が女性警察官の自宅に宿泊する様子を複数回確認しました。
必要な証拠をそろえて調査は終了。奥様が対象者に証拠を示し、問題は一度収まったはずでした。
約1年後の再調査
ところが約1年後、奥様から「また浮気をしている可能性が高い」と連絡がありました。
二度目は状況が違います。対象者は以前に探偵を付けられたことを知っています。報告書も見ているため、撮影された位置や調査方法をある程度把握している可能性がありました。非常にやりづらい再調査です。
警察署から出てきた6人
調査を始めると、対象者は警察署から出て駅へ向かいました。一緒に出てきた部下らしき人物は5人。互いに会話をするわけでもなく、少しよそよそしいまま駅へ向かいます。
6人は同じ電車に乗りましたが、車内では全員が別々の位置に座りました。その時点で、何かがおかしいと感じました。
後方を確認する動き
到着駅で降りると、6人は散り散りになって改札へ向かいました。対象者は階段を上った先の曲がり角で立ち止まり、後ろから付いてくる人物がいないか確認します。ほかの者も、別々の場所から周囲を確認するような動きを見せました。
こちらも不穏な雰囲気に気づき、撮影機材を不用意に出さず、慎重に動きました。もし気づかずにカメラを出していれば、盗撮を疑われたり、職務質問で調査が止まったりした可能性があります。そう考えると、今でもぞっとします。
二度目の相手も女性警察官だった
相手は職業柄、尾行や張り込みを行う側です。何があっても対応できるよう調査員を3人用意しましたが、初日は最後まで追い切れませんでした。状況を依頼者へ伝え、行けるところまでで終了しました。
二日目に女性の自宅を特定し、今回の相手も別の女性警察官だと分かりました。一度目も女性警察官、二度目も女性警察官です。
こうした案件では、機材や人数をそろえるだけでは足りません。その場の空気がおかしいと感じた時に無理をせず、現場で判断する力が必要になります。
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